ガヴリーロフ／ラフマニノフ：ピアノ協奏曲第2番＆第3番、パガニーニ狂詩曲　2CD

ラフマニノフ　2枚組
disc 1
①ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30
②パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
③練習曲集『音の絵』 Op.39～第3曲：嬰ヘ短調
④練習曲集『音の絵』 Op.39～第5曲：変ホ短調
disc 2
⑤ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18
⑥前奏曲 変ロ長調 Op.23-2
⑦前奏曲 嬰ヘ短調 Op.23-1
⑧前奏曲 ト短調 Op.23-5
⑨前奏曲 変ホ長調 Op.23-6
⑩前奏曲 嬰ト短調 Op.32-12
⑪幻想的小品集 Op.3～第1曲：エレジー 変ホ短調
⑫楽興の時 ロ短調 Op.16-3
⑬楽興の時 ホ短調 Op.16-4
⑭楽興の時 変ニ長調 Op.16-5
⑮楽興の時 ハ長調 Op.16-6

アンドレイ・ガヴリーロフ（ピアノ）
指揮：リッカルド・ムーティ①②⑤
フィラデルフィア管弦楽団①②⑤
録音：1984年1月③④⑥～⑮、1986年10月①、1989年4月＆5月②⑤
フィラデルフィア①②⑤、モスクワ③④⑥～⑮　セッション

ガヴリーロフとムーティ、フィラデルフィア管というブリリアントな組み合わせに感激。第2番は冒頭からただならぬ気配。オケがドっとかぶさってきても、ピアノが低音部をゴンゴン支えているのがはっきり聴こえます。久々にこの曲をのめり込んで熟聴。パガニーニも含めピアノの音像、音場が適度で秀逸。第3番のグランドカデンツァ、鳥肌もので聴かせてくれる。過去の名盤も霞むほど。この内容とボリュームであれば、ラフマニノフ・ファン、いやクラシック・ファンは全員必聴でしょう。

タメる、粘る、大爆発。まさにロシアのピアニストの本場もの。ガヴさんはどんな曲でもアクセル全開ブレーキ不要の演奏ですが、やはり相性の良い曲は抜群。ここまでやられると脱帽です。パガ狂と2番は熱演、3番は彼にしては大人しめ（大カデンツァ）、独奏曲はやはり爆発してます。ムーティの解釈(スピーディーな所はスピーディーに、ゆったりとして欲しい所はゆったりとし脱帽)が素晴しいし、フィラデルフィアの音色と迫力もまた格別です。

輸入盤【廃盤】盤面傷無し　

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